受講者の声 S.I.さん (2025年)

University of Michigan
Ross School of Business
Full-Time MBA Program
Class of 2027


1 MBA留学を志した理由


もともとグローバルに活躍できる仕事がしたいという思いから、現在の会社に入社しました。

入社後、インドのプロジェクトを約4年間経験し、円滑なグローバルプロジェクトを進めるには、技術力に加えてグローバルな価値観や経営的な視点が不可欠であることを痛感しました。

また、急速に進化するグローバルの技術トレンドに取り残されている感覚もあり、自分の価値観をアップデートし、体系的に学び直す必要があると考えて、海外MBAを志すに至りました。


2 実際の留学準備(大変だったこと、楽しかったこと)


<大変だったこと>

仕事・家庭・勉強の両立に非常に苦労しました。最後まで妻と子どもには負担をかける形となってしまいました。

そんな中特にIELTS™のスコアメイクは最後の最後まで時間がかかり、大変だと感じました。

また、アプリケーションの1校目も2ヶ月程時間をかけても納得いくものが出来ず、非常に苦労しました。


<楽しかったこと>

MBAのためのスコアメイクに執着せず、その過程で純粋に英語力を向上させたいという気持ちが有りました。中々1年を通じてIntensiveに学習し続ける機会は無かったので、受験勉強中に総合的な英語力が向上していることを実感している過程は楽しかったです。

また、MBAがゴールという訳では無いですが、類まれなチャンスをモノにするステップではあり、その過程で様々な人と知り合い、新しい発見が有り、社会人生活の中では非日常な体験が沢山有りました。これらは、非常に楽しかったです。


3 志望校合格に役立ったと思われる、MBA留学カウンセリングに関する具体的なエピソード(出願戦略、エッセイ内容構築など)


田山さんの手厚く、迅速なサポート全般が役立っていました。


<全体>

私は24年の1月頃に田山さんと面談を行い、田山さんの熱意にFITを感じたのですが、外国人のESSAY・Interview練習がセットで受けられないことをデメリットと感じ、メインカウンセラーには採用しませんでした。

そんな中、田山さんは私のことを気にかけてくださっており、定期的に連絡を取り合っていました。

特に、英語の伸び悩みを相談したところ、個人塾を紹介して頂き、その紹介に則ってすぐ申し込みしたことがMBA受験でした選択の中で、最良の選択だったと思います。

受験の初期では中々適切な個人塾を探し当てることは難しく、アドバイスに従ってよかったと思います。


その後、別のメインカウンセラーでESSAYを進めていたのですが、FBされる内容に納得感が無くなり、田山さんに2nd Opinionとしてご相談したところ、新しい視点を加えて頂き、ESSAY及び出願の方法について練り直していただきました。その時の内容が私にとって非常に納得感があり、そこから田山さんと中心にESSAYを再構築しました。

当時のこの決断がアプリケーションプロセスで最も良かった決断ですし、田山さんが居なければ希望校の合格はなかったと思います。

アプリケーションプロセスに完璧は無く、時には私も完成度を高めることを諦めそうな時がありました。


そんな中、どのような状況でも熱くクライアントに向き合って頂き、“目標に向かってお互いに頑張りましょう。”と送ってくださる励ましのメッセージに、何度も心を動かされました。

頑張っているのは私だけではないという思いと、その後に届くESSAYの提案のお陰で、目標を一歩ずつ引き上げられ、結果的に完成度の高いアプリケーションになったと感じています。


また、アプリケーションプロセスは不安が沢山でてきます。田山さんはとても相談しやすく、繁忙期でも即返事が返ってくることで不安を解消しながら進める事ができました。


<出願戦略>

出願戦略についても、田山さんと志望校リストを確認し、出願時期と方法、そしてどのスコアを重点的に取得すべきかを相談しました。


まず驚くべきことは、田山さんは我々受験生以上に学校の細かい所を調査しており面談でいつも新しい提案がある点です。

田山さんほどきめ細かく、この学校のこういう点がFITしているのでは?という視点を提案、深掘りしてくれるカウンセラーは居ないと思いました。

出願戦略も、Michiganは最終的にWaiverで出願、その他の2校もR2で自信を持って出せる状況ではなかったですが、田山さんの出願戦略に従い、R2で出し切りました。結果的にこれらが合格に繋がったと考えています。


<ESSAY>

エッセイは、終わりなき戦いだと思います。自分で「良い」と思えても、それが本当にベストかどうか常に疑問がつきまといます。

田山さんは、その「本当に満足してよいのか?」という問いを常に適切に投げかけてくれました。

エッセイの構成だけでなく、少し時間を空けてから新たな提案をくださることで、より良い案に磨き上げていくことができました。

最終的には「もう直すところはない」と思えるレベルに仕上がり、出願した全ての学校からインタビュー招待をいただけました。

80点の出来を90点、100点に引き上げる過程は、一人では絶対にできなかったと思います。


<Interview>

Interviewの準備は日本人のメインカウンセラーとして田山さんに見ていただきました。

Interviewは比較的自信があった私は当初侮っており、準備しなければ壊滅的でした。

STAR Methodでの伝達方法や、より良く見せるためにはどういうエピソードを使えば良いかを一緒に練る過程で、自分では気づかなかった視点を足して頂き、自然と自分のストーリーやバックグラウンドに自信を持つ事ができました。

途中からはNishさんを中心に口語調に整え練習を重ねました。

完璧ではなかったですが、Interview前日に“ああもうある程度準備出来ている。”という感覚になり、感触の良いInterviewが出来たことが記憶に新しいです。


4 これからのMBA留学への期待


1) 学校への期待

Michiganには、最高のFITを感じて入学します。

ストラテジー系の授業とオペレーション系のクラスを中心に学び、それらをアクションラーニングで実践的に挑戦出来る環境があることがとても楽しみです。

おそらく大変な日々を過ごすと思いますが、英語力、マネジメント力、人間力を高められるのではないかと期待しています。


2) 海外生活への期待

家族を連れて海外生活するのは初めてなので、大変だった受験生活を支えてくれた家族に少しでも楽しい時間を提供できればと思っています。


5 これからMBA留学を志す方へのメッセージ


MBA受験は、本当に大変なプロセスです。

やるべきことは膨大で、その中から自分に何がフィットしているのかを確かめながら、一つひとつ取り組んでいく必要があります。

そして、多くの場面でうまくいかず、自分の弱さに嫌気が差すことも少なくありません(笑)。


そんなときは、ぜひ田山さんに相談してみてください。3時間でも話を聞いてくれて、一緒に解決策や次のアクションを真剣に考えてくれます。

ときには思いがけない提案が、振り返れば大正解だった――なんてことも、本当にたくさんありました。


出願直前にカウンセラーを切り替えてうまくいくなんて、普通は思いませんよね(笑)。

でも、そんな非常識に見える選択がうまくいくこともあるんです。


少しずつ、1年単位でゴールとのギャップを埋めていくこのプロセスをやり切ったとき、得られる喜びと自信は、何にも代えがたいものです。

どうか体調にはくれぐれも気をつけて、最後までやり抜いてください!