受講者の声 M.K.さん (2024年)

INSEAD
MBA Programme
Class of July 2025


1 MBA留学を志した理由

もともとグローバル志向が強く、いつか海外の大学ないしは
大学院に行きたいと言う漠然とした思いを持っていました。

そんな漠然の思いから、MBAに行こうと強く思ったきっかけは、娘の誕生でした。
それまで無限にあるように感じていた時間が、仕事、育児、家事などで突然有限に感じ、
如何に限られた人生の時間を後悔なく過ごせるか、改めて考えるきっかけとなったのです。

私は、子供が生まれたからこそ海外の大学院にいくことで、
娘が生まれたから夢を諦めたのではなく、
娘が生まれたからこそ夢を叶える決心がついたと、
将来娘が大人になった時に、言ってあげたいと思いました。

そして、私が死んだ後、娘に何が残せるか考え、
将来、私と同じようにMBAに行きたいけど家庭のことで悩まれているパパやママ、
ないしは娘がMBAに行きたいと思った時に、
母子で海外MBA留学に行ったという実績を作ることで、
あらゆるMBA渡航オプションが可能であることを提示する、礎を作りたいと思いました。


2 実際の留学準備(大変だったこと、楽しかったこと)

大変だったことは、スコアメイクです。私は特に数学が苦手で、小学4年生のドリルから始めたくらいでした。
また、勉強時間の捻出も大変でした。0歳の子供の育児をしながら仕事をしながらの勉強だったので、
1日中勉強に時間を費やす、ということができませんでした。
それでも焦らず、自分にとって何をすることが優先すべきなのか整理をし、
子供がいる時は子供に集中をし、子供が寝たら、
毎日最低2時間は勉強するようにルーチンを組み、夫にも協力してもらいました。

楽しかったことは、ネットワーキングでした。
MBAの相談がしたいと現役生の方や、イベントでお会いしたAlumniの方に依頼をすると、
本当にありがたい限りで、多くの方に快諾いただきました。
そこであらゆる業界、あらゆるバックグラウンドの方にお話をお伺いし、志に大変感銘を受けました。
MBAを志望しなければ、つながることができなかったご縁だと感じています。


3 志望校合格に役立ったと思われる、MBA留学カウンセリングに関する具体的なエピソード(出願戦略、エッセイ内容構築など)

田山さんとは、右も左もわからない状況の私に対し、粘り強くお付き合いいただきました。
日によっては3時間以上エッセイやレジュメのレビューをいただき、
私の質問にも全て答えていただきました。

おそらく、及第点のレジュメとエッセイを作ることは簡単かと思いますが、
田山さんの的確なアドバイスと徹底的なフィードバックで、限りなく100点に近い、
隙のないエッセイ、レジュメを作り込むことができたと思っております。

また、田山さんには出願戦略に関しても、助けていただきました。
私は複数のMBAを受験していましたが、いかんせん時間がなく、
どの学校をどの時期に受けることが一番効率的で最適かご提案をいただきました。
その通りに実践し、心にも余裕が生まれ、出願したMBAすべてに合格することができました。


4 これからのMBA留学への期待

私は母子留学となるので、きっと一筋縄ではいかないMBA生活が待っていると思います。
しかし、それはそれでとてもユニークな経験として、享受したいと思います。
将来いざ海外で仕事をすることになったり、海外の情報が必要になった時に
フレキシビリティを持つために、国境を越えた仲間を作れること、大変楽しみにしています。


5 これからMBA留学を志す方へのメッセージ

子供がいるから、家庭があるからといってMBAの夢を諦める必要はありません。
簡単な道ではありませんが、必ず方法はあります。
私はその言葉を夫に言われ、背中を押してもらいました。
今度は私が、将来MBA留学を志す方に言いたいと思います。

"Where there is a will, there is a way. " です。

そんな優しい言葉をもっと多くの人がお互いに言い合うことができる社会が
作れると良いなと思っています。