受講者の声 R.M.さん (2023年)

University College London
Data Science and Public Policy (Economics) MSc
Class of 2024


1 大学院留学を志した理由

統計スキルの習得を通じて政策評価の専門家になるためです。私は渡英前まで約5年間、行政の活動を評価する仕事に従事していました。仕事での経験を通じて、政策の効果を評価するに当たり、単に目標を達成したか否かという基準ではなく、政策を実施した際のデータに基づいて統計分析を行いたいと考えるようになりました。現在日本でもEBPM(Evidence-based policy making:証拠に基づく政策立案)の取組が進んでいますが、その先進国である英国でより専門的に学ぶために大学院留学を志しました。


2 実際の留学準備(大変だったこと、楽しかったこと)

仕事とIELTS™の両立が最も大変でした。平日は仕事を終えて帰宅してから問題集に取り組み、土日はひたすら試験を受ける毎日でした。オファーを頂いた大学院はeach 6.5のスコアを要求したため、それを達成するため何度も(n>15)試験会場に足を運びました。一方、その息抜きとして、コースのウェブサイトを読んでどのような科目を履修しようかという計画を立てたり、イギリスのガイドブックを読んで訪れたい旅行先を考えたりしたことは、個人的に楽しかったです。


3 志望校合格に役立ったと思われる、大学院留学カウンセリングに関する具体的なエピソード(出願戦略、エッセイ内容構築など)

本カウンセリングで最も特徴的なのは、志望動機の中身をどんどん濃くできることです。一般的なものだと、志望者が書いた志望動機の内容を前提に英語の表現が提案されることが多いですが、田山先生は、全体の構成から細部の語句に至るまで、入学審査官の目線に立って、彼らの心に刺さるような様々なアイデアを提案して下さいました。何度もカウンセリングを重ねる中で、志望動機の内容がより詰まっていくのがわかり、最終的にこれ以上良いものはできないと確信して提出することができました。


4 これからの大学院留学への期待

講義だけでなく、日本で得られない貴重な経験ができることを期待しています。特に、英国人と日本人との価値観や文化の違いに触れ、客観的に日本を見つめ直す機会にしたいです。加えて、ブライトンの三笘選手のサインがもらえたら最高です。


5 これから大学院留学を志す方へのメッセージ

誰にとっても、海外留学は人生の一大イベントになると思います。留学準備はやはり大変ですが、中途半端な状態でタイムアップを迎えて後悔するということのないよう、十分に時間をかけて準備することをお勧めします。蛇足ですが、イギリス人はあまりメールに返信しない傾向があるので、自分の連絡が相手に届いているか心配な場合は必ず督促メールを出しましょう(私はアドミンに2か月放置されました)。