MBA留学準備ガイダンス(第3回)

選考基準

1:AO入試の選考基準

AO入試において、MBAプログラムの入学審査委員会は、個性、キャリア、知力、学業成績、国際感覚、英語力、リーダーシップ、創造力などの多面的な選考基準に沿って、MBAプログラムの出願者を審査します。

個性は自分らしさ、キャリアは社会人としての実績、知力は論理的思考力、学業成績は高等教育機関での学習成果、国際感覚はダイバーシティへの適応力、英語力は英語でのコミュニケーションスキル、リーダーシップはチームや組織に働きかける行動、創造力はアイデアの表現力になります。

2:トップ校の入学難易度

入学難易度は、MBAプログラムにより異なります。

トップ校になればなるほど、指数関数的に入学難易度は高くなり、良相性、高実績、高能力、国際力、英話力、影響力、世界観の順番で、より多くの観点をより高いレベルで満たすことが必要になるという印象があります。

良相性はMBAプログラムのカルチャーと自分らしさがフィットしていることで、レジュメ、エッセイ、面接により個性をアピールできます。

高実績は仕事で結果を出していることで、願書、レジュメ、エッセイ、面接によりキャリアをアピールできます。

高能力は地頭が良いことで、能力試験により知力を、成績証明書により学業成績をアピールできます。

国際力は異文化に寛容なことで、願書、レジュメ、エッセイ、面接により国際感覚をアピールできます。

英話力は英語の話し言葉で意思表示するスキルを持っていることで、英語試験、面接により英語力をアピールできます。

影響力は周囲に良い変化をもたらすことで、願書、レジュメ、エッセイ、面接によりリーダーシップをアピールできます。

世界観は理想の未来を思い描いていることで、レジュメ、エッセイ、面接により創造力をアピールできます。

高実績、国際力、影響力については、推薦状により、推薦者に評価される可能性があると思います。

2-1:入学難易度と合格者の長所

入学難易度7:世界トップ、米国トップのMBAプログラム(トップ校)
合格者の長所:良相性×高実績×高能力×国際力×英話力×影響力×世界観

入学難易度6:世界トップ20、米国トップ10のMBAプログラム(トップ校)
合格者の長所:良相性×高実績×高能力×国際力×英話力×影響力

入学難易度5:世界トップ30、米国トップ15のMBAプログラム(トップ校)
合格者の長所:良相性×高実績×高能力×国際力×英話力

入学難易度4:世界トップ40、米国トップ20のMBAプログラム(トップ校)
合格者の長所:良相性×高実績×高能力×国際力

入学難易度3:世界トップ100、米国トップ50のMBAプログラム(中堅校)
合格者の長所:良相性×高実績×高能力

入学難易度2:個性的なMBAプログラム(穴場校)
合格者の長所:良相性×高実績

入学難易度1:その他のMBAプログラム(安全校)
合格者の長所:良相性

3:トップ校のレベル感

トップ校は、最高峰のビジネス教育を提供する教育機関としての役割とともに、最先端の研究を行う研究機関としての役割を担っています。

世界的な課題を解決するために、ソーシャル・インパクト、パブリック・インタレスト、サステイナブル・ディベロップメントを重視しながら、世界をより良い方向に変えるリーダーを育成することを目指して、既存の枠組みを超えた機会を提供しています。

学問の分野では、会計学、オペレーション、人材管理などの専門分野に関連する機会はもちろんのこと、経済学と心理学が融合した行動経済学、マーケティングとITが融合したデジタルマーケティング、ファイナンスとテクノロジーが融合したフィンテックなどの学際分野に関連する機会も提供しています。

ビジネスの分野では、国内ビジネスから国際ビジネスへの移行に伴う新市場の開拓、既存事業から新規事業への移行に伴う新分野の開拓、公共事業からソーシャルビジネスへの移行に伴う新領域の開拓などの新しいチャレンジの実現可能性を更に高くするための機会を提供しています。

トップ校には、ビジョンの実現を目指すリーダーが、様々な専門スキルを持つ人々、様々な業界に所属する人々、様々な文化的背景を持つ人々を巻き込んで、マイノリティをマジョリティに変えながら、世界に新しい価値をもたらす機会があります。

4:トップ校の合格に必要なレベル感

トップ校は、総合力の高い出願者を評価しているという印象があります。

トップ校の合格者は、願書、レジュメ、エッセイ、英語試験、能力試験、面接、成績証明書、推薦状などの出願要件を通して、MBAプログラムの入学審査委員会に、良相性、高実績、高能力、国際力、英話力、影響力、世界観を持ち合わせていることを効果的にアピールしていると思います。

良相性

トップ校は、MBAプログラムのカルチャーとフィットする出願者を評価しているという印象があります。

トップ校の合格者は、参加形態に関わらず、MBAプログラムの雰囲気に合うことを理解している傾向があると思います。

高実績

トップ校は、深いコミットメントとともに新しい価値を創造して目標を達成した経験を持つ出願者を評価しているという印象があります。

トップ校の合格者は、企業規模に関わらず、全体最適を考慮しながら、大本の基準を設計したり、重要な意思決定をしたりすることにより実績を上げた経験を持っている傾向があると思います。

高能力

トップ校は、課題解決力が高く、学生時代の成績も良い出願者を評価しているという印象があります。

トップ校の合格者は、大学での専攻に関わらず、論理力に優れている傾向があると思います。

国際力

トップ校は、国際感覚を持っている出願者を評価しているという印象があります。

トップ校の合格者は、国際経験の程度に関わらず、多様性の豊かな環境で存在感を発揮している傾向があると思います。

英話力

トップ校は、対話するのに十分な英語力を持っている出願者を評価しているという印象があります。

トップ校の合格者は、英語の学習方法に関わらず、話し相手に違和感を与えない英会話力を習得している傾向があると思います。

影響力

トップ校は、リーダーシップを発揮してきた出願者を評価しているという印象があります。

トップ校の合格者は、所属するコミュニティに関わらず、リーダーの役割を担っている傾向があると思います。

世界観

トップ校は、ビジョンを持っている出願者を評価しているという印象があります。

トップ校の合格者は、バックグラウンドに関わらず、経験や価値観に裏付けられた世界を持っている傾向があると思います。