受講者の声 H.K.さん (2022年)

Johns Hopkins University
Krieger School of Arts & Sciences


(1)大学院留学を志した理由

・今後のキャリアを考え、必要なスキルを習得したかったから。


(2)実際の留学準備(大変だったこと、楽しかったこと)

・最も苦労したのは、英語試験のスコアメイクです。非帰国子女で、海外関係の仕事の経験もなく英語が苦手(TOEFL®初回受験は合計10点台)な私は、数年のブランクを挟んで勉強を続けるも、弱点のリスニングがスピーキングやライティングの複合問題の足も引っ張ったため、TOEFL®80点台半ばでIELTS™に切り替えました。これが奏功し、初回受験で7.0を獲得しました。

・楽しかったことは、スコアメイク後の出願準備です。私の場合、GMAT™等は不要でしたので、志望理由書等の作成に注力できましたが、これらの作成プロセスは就職活動に少し似ていると感じました。最初は少々面倒ですが、「自分は何をしたいのか、そして何ができるのか」を考えることになり、普段は目の前の仕事に忙殺されがちな中で、将来の自分や家族と真剣に向き合う貴重な機会になりました。


(3)志望校合格に役立ったと思われる、MBA留学カウンセリングに関する具体的なエピソード(出願戦略、エッセイ内容構築など)

・いわゆる留学支援のカウンセラーは巷にいくつもありますが、私が重視したのは、①進め方・時間について柔軟に対応してくれること、②日本語で相談可能であること、③カウンセラーを信頼できること、の3点でした。いくつか調べた上で、MBA留学カウンセリングを選んだのですが、結果は大正解でした。

・まず、①についてですが、私の場合、出願期限まで非常に限られたスケジュールだったため、最重要事項でした。田山さんには、2~3日に1回のハイペースで、毎回予定時間を超過して丁寧に相談に乗っていただきました。仕事や家庭と両立させる必要がありましたが、面談の時間帯も柔軟に調整していただきました。その結果、初回カウンセリングから約2週間で、志望理由書等の提出にこぎつけることができました。

・②については、ネイティブのカウンセラーではなく、日本人(日本語)からカウンセリングを受ける方が、より質の高い出願書類を、結果的に短時間で作成できると思います。志望理由書等の作成には、論理構成やそれを裏付けるエピソードが最も重要であり、英語表現の巧拙は二の次と思います。私の場合、英語をベースにして物事を分析したりカウンセラーとやり取りしても、どうしても思考が浅いレベルにとどまると思ったので、日本語の文章を推敲した上で、それを英訳するというやり方をとりました。これにより、確実に、かつ短時間で納得のいくエッセイを仕上げられました。

・③はカウンセラーの方との相性もあると思いますが、私の場合は、初回の無料カウンセリングで、田山さんに誠実に対応していただけそうと感じたこと、リラックスして話をする中で自分の考えが徐々に言語化されていくと感じられたことが大きかったです。他社の中には、カウンセラーが「こうした方が絶対にいい」と自分の考えを受講生に強く勧めるケースもあると聞きますが、田山さんは、どちらかというと受験生自身で考えることを促すスタイルを採られていると思います。私は、そのおかげで、納得のいく書類を作成することができましたし、論理の一貫した文章に仕上がったと思います。

・田山さんからは、毎回的確なアドバイスをいただきました。一例を挙げると、2~3回目のカウンセリング時に、自分の考えを文章にうまく纏めきれずにいたところ、田山さんから、論理が明確、かつ字数制限に収まる文章構成をアドバイスしてくださり、そこから一気に志望理由書の骨格が出来上がっていきました。その後も、エッセイの弱点(論理展開が不十分、エピソードが弱い等)を第三者のプロの眼から随時指摘してくださり、ブラッシュアップをかけていくことができました。本当にありがとうございました。


(4)これからの大学院留学への期待

・ひとまず結果を出すことができて安堵するとともに、ようやくスタートラインに一歩近づけたような気持ちです。目標に向けて今後も前に進みたいと思います。


(5)これから大学院留学を志す方へのメッセージ

・月並みな言葉ですが、諦めないことです。留学のために投じるコストは決して小さくありませんが、それでも留学したいと思うなら、やり続けるしかないと思います。私の場合、英語のスコアメイクまでは全く出口が見えず何度も心が折れそうになり、実際に勉強を中断したこともありましたが、ここで辞めたら後でずっと後悔し続けることになると思い、短時間でもよいので日々勉強を続けました。

・TOEFL®の勉強を始めた当初は、英語力そのものを伸ばそうとしていましたが、今振り返るとスコアメイクの観点からは遠回りをしたように思います。最低限の語彙と文法を身につけたら直ぐにTOEFL®やIELTS™のテキストに取り掛かる方が効率的でした。TOEFL®でスコアが伸びない方は、一度IELTS™の受験を是非お勧めします(特にリスニングが苦手な方)。

・家族の理解と協力は必要不可欠です。出願プロセスは長丁場です。自分が思っている以上に家族や周りの方々を巻き込むことになります。留学の準備は基本的に自分自身との闘いなので、つい孤独を感じやすいですが、自戒を込めて言えば、自分だけではなくぜひ家族のこともできる限り大切にしてください。なお、私は、節目節目で、家族の理解を得るために、留学への決意や将来の話をしましたが、それが結果的にはエッセイ対策にも繋がりました。

・10人いれば10通りの道のりがあると思います。ご自身の納得できる答えが見つかることをお祈りしています。