受講者の声 T.A.さん (2019年)

University of California, Berkeley
Haas School of Business
Full-Time MBA Program
Class of 2021


■ MBA留学を志した理由

○ アメリカにおける生活・就職の第一歩としての学歴を獲得すること。

○ インターンをはじめとした 、学生の立場を活用した様々なアクティビティを通じて、自分のキャリアの選択肢を広げる・見定める機会を得ること。

○ 前職の総合商社、外資系コンサルティング会社で想定よりも国際的な環境で働く機会に恵まれなかったこと。


■ 実際の留学準備(大変だったこと、楽しかったこと)

● 辛かったこと

○ 最終的な進学先から合格通知をもらったのが6月10日で待ち続けたこと。

○ コンサル・私費・育児の3重苦で受験していたこと。

o 12時まで勤務、3時までエッセイ/インタビュー準備、6時には早起きの子供が起きる、という生活を数か月続けていました。

○ GMAT®に思ったよりも手こずり、日常的に原因不明の咳・頭痛が止まらなくなっていたこと。

● 嬉しかったこと

○ 全てやり切ったものの連絡が来ずに99%諦めかけていた時に合格通知が来た時には、心の整理をするのに時間がかかりました。

○ 11月の5回目のGMAT®(1年間に受けられる最後の回)でようやく700点超のスコアが出たことが最も安堵した瞬間でした。

○ Waitlistの時に全く準備をしないでとりあえずGRE®を受けてみたら、GMAT®換算でこれまでの最高得点を上回るスコアが出たのが、受験期間中で最もラッキーな出来事でした。


■ 志望校合格に役立ったと思われる、MBA留学カウンセリングに関する具体的なエピソード(出願戦略、エッセイ内容構築など)

○ 田山さんはレスポンスが早く、個々の受験生に時間をかけているのが良く分かり、決してこちらの意見を否定せずに聞き入れてから田山さんの観点でのアドバイスをくれ、終始継続して真摯な対応をして頂きました。ドライで高額なネイティブのカウンセラーと併用してコンサルティングを受けることをお勧めします。

○ 田山さんのアドバイスも踏まえて、私が経験上やって良かったと思えることは以下です。

o 可能性がある限りは恥を捨ててしがみ続けること。

・ Waitlist中は、キャンパスビジット2回目、追加の推薦状、追加のエッセイ、追加のテストスコア、学校関係者訪問、近況アップデートとあらゆることをしました。

o リスクを取って、人には書けないストーリーを書いてみること。

・ 全ての大学には出来ないが、クリエイティビティを求めている。

・ 特に、合格可能性が低い所にはリスクを取ってぶつかってみるべきではないか。

o カウンセラーと意見が異なる場合には、自分が信じる方で書いた方が結果に関わらず後悔しない。

・ どちらが正しいかは結局は分からないが、カウンセラーの意見を信じてインタビューに呼ばれなかった時はカウンセラーを責めたくなる。


■ これからのMBA留学への期待

○ ベイエリアや世界最高の公立学校における有り余る機会を活かし、ネットワーキングに注力したい。

○ 家族連れにとってUC Berkeley Haasよりも良い環境を提供している学校は無いので、十分に楽しみたい。

○ アメリカ大統領選挙の民主党候補者の多くが、大学無償化・学生ローン帳消しを掲げているらしいので、投票は出来ないですが心の中で応援したい。笑


■ これからMBA留学を志す方へのメッセージ

○ 私の失敗からのアドバイスとしては、先輩・同期などの身近な人がMBAに合格しているからと言って、自分も行けるのではないかと楽観的になり過ぎないことです。

o 私の場合は、前職の総合商社から毎年多くを派遣していたので、自分も行けるだろうとタカをくくっていましたが、社費と私費では全く世界が違うことを思い知らされました。

o また、当然のことですが、学歴や職歴がほとんど一緒だったとしても、性別・人種・親のコネクションなどの要素で合格の可能性が大きく変わることは避けられません。

○ 学費の高騰により、特に私費の人は海外MBAのハードルが高くなっていると思いますが、日本の学校では得られない、会社勤めでは得られない経験があるはずなので、健康さえ損なわなければ将来確実に返せるお金のことなど気にせずに、受験されるのが良いと思います。

○ 特に子供がいらっしゃる方は、東京のインターナショナルスクール(保育園)に数百万円かけて入学させても得られない経験を、現地でもっと低価格で得られることは、あまり注目されないメリットとして考慮して良いのではないかと思います。