受講者の声 H.Y.さん (2019年)

The University of London
London Business School
Sloan Masters in Leadership and Strategy
January 2019 Class


1 MBA留学を志した理由

20代の頃、仕事でニューヨークに暮らしていた時に周りの友人がMBAに挑戦していて、自分も漠然とアメリカでMBAを取りたいと思っていました。しかし家庭の様々な事情で帰国することになりました。その後、何度かMBA熱が再燃しましたが、結局、40代の時に仕事を続けながら通える国内の通信制大学院で修士号を取得しました。しかしやはり海外MBAを取りたいという気持ちが続きました。その後、再転職でアメリカに。気が付くと50歳になっていました。挑戦するなら今が最後のチャンスだと思いました。職場にはMBAをサポートして頂けそうな可能性もありませんでした。私費留学ということで仕事を辞めて大金をはたいて挑戦するのであれば絶対に一流校を目指そうと思いました。卒業後はコンサルタントとして起業を目指しているので、そのネームバリューが効くであろうという期待もありました。


2 実際の留学準備(大変だったこと、楽しかったこと)

エッセーは英文で作って、田山先生の添削を受けました。自分は日本で2冊の出版経験があるので自信があったのですが、英語云々以前に構成がなってないと言われ、3回以上ダメ出しを受けた時にはさすがに凹みました。しかし、その指摘がすごく的確で、修正を重ねるごとに理路整然とした説得力あるエッセーに仕上がりました。田山先生の添削で完ぺきになりました。

そして履歴書と共にエッセーをLBSに送り、書類選考を通り、面接に呼ばれた時はとても嬉しかったです。しかし現在住んでいる場所からロンドンまでは片道16時間以上のフライト。しかも夏場のピークシーズンなので航空運賃だけで3000ドル近くします。そこでアメリカ西海岸にいる卒業生との面接を受けることにしました。早速飛行機のチケットを買い、彼のいるシリコンバレーに飛びました。その1週間後にLBSから条件付き合格を得ました!その条件とはもう一人の推薦人の推薦状を出すように、ということでした。第一推薦人以外で誰に頼もうと思った時に、取引先の方で、趣味のクラスでも友人のアメリカ人がたまたまLBSの卒業生だということを思い出し依頼しました。おそらく私の住む州にいる数人のLBS卒業生の一人だと思います。彼はコンサルタントとして案件を多数抱えていましたが、かなり無理をして頂き推薦状を提出してくれました。


3 志望校合格に役立ったと思われる、MBA留学カウンセリングに関する具体的なエピソード(出願戦略、エッセイ内容構築など)

昔からMBA留学関係のガイドブック、TOEFL®やGMAT®の参考書や問題集を買い漁っては斜め読みする程度で、真剣に取り組んでいませんでした。逆に本やネットの情報に流されて、何が自分にとって最適で何が必要でどの順番で取り組むべきか、などが判らなくなっていました。特にプログラム選定が難航しました。去年あたりから旅行を兼ねて学校訪問などもしていましたが、この年齢でMBAは厳しいと言われEMBAを薦められ、さらに学校の参加学生の年齢層を見てMBAは確かに自分には厳しいと思いました。しかしEMBAの多くはモジュールプログラムで働きながら、2週間とか渡航して受講するシステムだったので、今の職場では無理でした。そんなもやもや状態が続いていた今年5月頃、とあるサイトで田山先生のFuture Education Centerを見つけました。そこで無料相談があるというのでアメリカからスカイプで相談をしました。田山先生の第一印象は真面目そうで、とても真摯かつ丁寧でその人柄も気に入りました。そしてフルタイムで1年という短期で修了できるSloan Fellows Programというのが世界に3つあると知りました。LBS、Stanford、MITです。そこで一気に焦点が絞れました。もっともっと早くに田山先生と知り合っていれば良かったと思いました。

それまで20年近くアメリカのプログラムだけ志望していた自分がLBSを選んだ理由は、1)学費が(ほかに比べると)低め、2)自分の人生で日米豪とアジア太平洋圏での暮らしが長かったので、ヨーロッパ・エクスペリエンスもあればグローバルな視野を体得できる、3)このBREXITという節目にロンドンにいることは面白そう、4)2019年1月からプログラムがスタートするので切りがいい、ということでした。

田山先生には志望校選出、エッセー、履歴書、面接戦略、推薦人の選出などいろいろなプロセスで大変お世話になりました。田山先生のお力添えがなかったらここまでこられず、依然として踏ん切りがつかずもんもんとしていたと思います。本当に感謝しております。


4 これからのMBA留学への期待

今年12月から新しい土地での生活がはじまり、来年1月には学校が始まります。久々の学生生活、知らない土地で、知らない人たちとの新たな生活。とても不安ですが楽しみでもあります。何といっても大好きな学びに時間など気にせずに没頭できるのは嬉しいですし、もし自由になる時間が出来たら妻とヨーロッパ中を旅してみたいと思っています。


5 これからMBA留学を志す方へのメッセージ

「学びに年齢制限はない」と日本の大学院の指導教授に言われた言葉が自分に勇気を与えてくれました。50代からでも海外MBAは挑戦できると思います。私は50代でも出来るということを身をもって実証したいと思います。皆さんもぜひ躊躇しないで挑戦してみることをお勧めします。これからの人生、何度でもリセットができるはず。そして留学というのはその節目を作るのに最適だと思います。