受講者の声 S.I.さん (2018年)

MIT Sloan School of Management
Sloan Fellows Program
Class of 2019


1 MBA留学を志した理由

これまでは主に管理部門の立場から、事業部の提案してくる資本提携や出資案件の審査する役割を長く担ってきましたが、将来的には企画・推進側でリーダーとして活躍したいと思っていました。そんな時に会社から海外MBA取得の機会を提示されました。

業務を離れてビジネスやイノベーションについて集中的に学べ、かつ多彩なバックグラウンドのクラスメートと議論し協働することでリーダーシップを磨くことができたら、自分の目指す姿に向かって大きく成長することができると思ったので、是非挑戦したいと思いました。


2 実際の留学準備(大変だったこと、楽しかったこと)

先ずはTOEFL®100点を目指して取り組みました。3度目の受験で90点台後半に達し順調に思われましたが、そこから100点の壁を前に足踏み状態が長く続き、精神的にはつらい時期が続きました。いろいろな勉強法を模索しましたが、最終的には日々の練習を積み重ねるしかないとシャドーイングやスピーキング、ライティングの練習を毎日根気強く続けてなんとか100点を突破することができました。

また、私の志望校では昨年度まで提出不要だったGMAT®スコアが今年から必須であることが判明し、4月末からTOEFL®とGMAT®を並行して勉強することになり、GWや夏休みを犠牲にせねばならず、家族には申し訳ない状況が続きました。

一方で、TOEFL®やGMAT®のためにいくつかの予備校に通いましたが、そこで同じように留学を志す仲間と出会い、中には一回り以上年下の学生もいましたが、彼らと話すことで良い刺激を受けることができました。また、同じ志望校を目指す仲間と定期的に情報交換することでモチベーションの維持につながりました。


3 志望校合格に役立ったと思われる、MBA留学カウンセリングに関する具体的なエピソード(出願戦略、エッセイ内容構築など)

TOEFL®の100点超えが見えてきた頃、そろそろエッセイにも着手せねばと思い始めました。英文でレジュメやエッセイの作成経験が全く無かったので、日本語でゼロから一緒に考えていただけるカウンセラーにお願いしたいと思い、社費派遣生の先輩の方から紹介いただいたFuture Education Centerでお世話になることにしました。評判通り、田山先生からは、毎回、過去の自分のキャリアの棚卸し、レジュメの書き方の基本からアピールすべきポイント、エッセイのネタ選び、文章の展開について、自分ひとりでは決して気づかない的確かつ熱心なアドバイスをいただくことができました。加えて、田山先生が毎回カウンセリングの中で紹介なさる先人の名言やフレームワークが私にとっては非常に示唆に富み、それらのアイデアを自分なりに咀嚼することで、カバーレターやエッセイに新しい視点が生まれたり、中身が深まったりすることが少なからずありました。

私の場合は、早い段階で田山先生へのコンタクトを開始し、その後は2週間に一度のペースを原則としてカウンセリングのアポを入れていましたが、田山先生が冒頭にTOEFL®やGMAT®の進捗状況を確認いただき、今後の見通しや注力する分野に関するアドバイスをいただけたことが非常に良かったと思っています。いわば、田山先生が留学準備プロセス全体を通しての「伴走者」となっていただいたのです。自分ひとりだったら、この長い暗中模索のプロセスで迷い、くじけていたかもしれません。田山先生のこれまでの指導経験に裏付けられたアドバイスや、「大丈夫ですよ」「頑張りましょう」等の温かい言葉に励まされ、合格までたどり着くことができたことに心より感謝を申し上げます。


4 これからのMBA留学への期待

1年間のプログラムなのであっという間に過ぎてしまいそうですが、せっかくの機会ですので、あらゆることに好奇心を持って接し、ひとつでも多くの経験を得る気持ちで取り組みたいと思います。また、家族帯同となりますので家族それぞれにとって刺激的な日々を送ることができたらと思っています。


5 これからMBA留学を志す方へのメッセージ

まだ入学前なので実際のMBA経験に関してはお伝えできませんが、合格までに学んだこと、経験したこと、出会った人々が、既に私の人生に大きな影響を与えたことは間違いありません。現状の延長線から飛び出して新しい世界を切り開こうとする方にはぜひチャレンジしてもらいたいと思います。