受講者の声 H.T.さん(2017年)
MIT Sloan School of Management
Sloan Fellows Program
Class of 2018
会社からMIT Sloan Fellows (SF)プログラムへの候補生として推薦を受け、MBA留学を志すようになりました。私の主なバックグラウンドは通信システムの研究開発者でした。そのため、将来は漠然と大学へ行き、教授になることを考えていました。そのために、博士号も取得していました。一方で、会社経営については知識もほとんどありませんでした。しかし3年前に、会社からの突然の発令で役員の秘書になり、業務の中で必然で経営判断や経営スキルを勉強するようになりました。同時に、自分自身の経営の基本知識が不足していることも痛切に感じました。「体系的に経営スキルを身に着けたい」という思いがありましたので、この推薦をポジティブに受け止め、熱意をもって準備に取り組みました。
留学準備中は、個人的にTOEFL®対策が一番苦労しました。技術者時代に、3年間ドイツで海外勤務の経験があったので、多少は英語を話すことはできたと過信していたのですが、TOEFL®の異分野の専門的な英語を習得するのは至難で、毎日4-5時間勉強漬けの毎日でした。そのような中でも同僚や家族がしっかり支えてくれ、励ましてくれたので、モチベーションを維持し続けられたのだと思います。
同僚に田山先生を紹介していただき、出願に向けたResume、Essay等の準備をはじめました。田山先生のカウンセリングの優れている点は、自分自身の過去と現在、そして将来について深く見つめることができる点です。つまり、会社に入ってからの業務経験と成果をもとに、人として何を身につけ、どう成長したのかをふりかえることができました。また、5年後、10年後の将来像について目標を定め、そのためにMBAで何を獲得し、目標とする自分に近づけていくのかを、体系的にかつ論理的に明文化することができました。日本語でのカウンセリングだからこそ、自分の考えをしっかりともつことができるようになったと思います。ResumeやEssayに書くのは、そのごく一部ですが、出願後のInterviewではEssayに書かれた内容だけでなく、自分自身の業務経験やスキルについて詳細に質問を受けるので、田山先生に引き出していただいた自分自身というものを、臆することなく説明できたことが、合格できた大きな要因だと思っています。
留学中は、会社の経営にかかわるリーダーシップ、マネジメントのノウハウをしっかりと体験するだけでなく、今、世界で何が起きているのか、そして、その中で社会にどう貢献していくのかを、一緒に思案できる人脈を築きたいと思っています。
今後、MBA留学を目指す方には、田山先生のカウンセリングをおすすめします。日常業務に忙殺される中、なかなかできない自分自身をふりかえり、将来どうありたいのかを考えられたいい機会でした。皆さまもMBA留学合格の夢を無事つかみとれるよう、心より願っています。
0コメント