「MBA留学レポート」
栗原哲さん(Babson College、Class of 2008)から届いたMBA留学レポートをお伝えいたします。
栗原さん、どうもありがとうございました。
木下修(MBA留学カウンセラー)
以下、本文です。
バブソン大学2年の栗原です。今はちょうど2年目の秋学期が終了したところです。バブソンでは1年目は完全にコア科目のみなのに対して、2年目はすべて選択科目となり、ずいぶん違った雰囲気になります。
1年目はチームワークが多くてかなり大変だったというのが一番の印象です。でも後で振り返ってみると、うまくデザインされたカリキュラムだったと感心させられます。一般的なカテゴリーで区切るのではなく、ビジネスアイデアの創出、市場の認識、オペレーション、グローバル化というフェーズごとにテーマを設けて学期が設定されます。複数科目の合同クラスも結構あって、ユニークな学びが提供されました。
一方、2年目はすべて選択制。私はあえてカテゴリーを絞らずに幅広に取ることにしました。例えばアントレのクラスと管理会計のクラスでは、そもそもビジネスのスタートポイントが異なり、それぞれで矛盾することが議論されたりします。ビジネスは割り切れるものではなく、多面的な側面をもつということを再認識させられます。また、どのクラスもチームワークがあり、去年と違ってチームのメンバーが毎回異なるのでタイムマネジメントに苦労させられました。
2年目で印象的に感じたのは、選択科目になり議論がぐっと深くなった点です。 教授は学期を通じて自分の専門分野を教えるため、議論は1年のとき以上に突っ込んだ内容になります。また2年目になって、夜間コースやファストトラックの生徒など、これまで以上に違うバックグランドの生徒が加わり、議論の厚みが増しました。 授業時間自体は短くなったのですが、むしろ集中力が必要になります。
今期、バブソンの名物起業家教授のクラスを取りましたが、そこではアントレを教わるとはどういうことか考えさせられました。アントレに教科書は存在しません。バブソンのアントレクラスでは、実際の起業家のケースや講演を軸にしたものを主に扱います。 僕は企業派遣生ですが、実際に起業するのでなくてもアントレ精神は常に必要だという信念を持ってバブソンに来ました。僕自身は、強く起業したいと考えているわけではないので、ビジネスアイデアを見つけるべく、臭覚するどくアンテナを張っているような人に感情移入するのは難しかったけど、周囲の反対に対して粘り強く説得しながら、先に進もうとする姿勢は強く共感することが多かったです。コーポレートアントレプレナーシップという概念は、このような姿勢をいうのだと思います。
さて、残すところ半年になりました。来期は自分なりに課題となっている点にフォーカスしていきたいと考えています。













